心を削らないために

作品展に追われてゆくと何が何だか、自分が大地に立っているのか、何をしようとしているのかさっぱりわからなくなる時があります。人生は生まれたその時から死へのカウントダウンは始まっていて今かなり後半だと思います。魂は生まれ変わると信じているので

今生のことに限って言えば、市田志保として生きていられる時間に限りがあり、残された時間をどのように有効に使えばいいか考えてしまいます。作品を創りギャラリーで展示販売し、また作品を創り展示販売する・・・。何のために創っているのだろう・・・・
もちろん暮らしのためではあります。けれどもその中心にあるものはそうではないと思います。創ったものを見知らぬ人々にご覧いただき繋がってゆく・・・ただそのために続けていると思えてきました。昨年から公共の施設での展示をさせていただくようになりました。ギャラリーのような特別な空間ではなく、その地の人々が老若男女を問わず見て、感じてくださることがとても心地良かったのです。公共の施設ですから価格を付けない、販売もない。年に一度くらいこんな気持ちの良い展覧会をやりたいと心から思いました。
日本全国その地にちなんだ物語を作品にして展示したい!私のなぜ作品を創るのか・・・・というモヤモヤが消えた瞬間でした。
全国行きますのでいいところがあったら教えてくださいね。